日常的に通風に気を配り、窓を開けたり換気扇を回したり、室内の空気の換気を行なうことです。冬には過度な暖房をやめることにより、水蒸気の発生を少なくすることも必要です。
新築や修繕の際には、湿気の調整機能のある自然素材の使用面積を増やしたり、床下の通風をよくすることが大切です。
人間が快適に生活しやすい温度は、ダニやカビにとっても一番繁殖しやすい温度です。室温を高くするとアレルギーの原因となるダニ、カビが元気になるだけでなく、新建材や壁紙に含まれる有害な化学物質の揮発が活発になります。
ですから、冬、暖房しすぎて室温を高くしすぎないことが重要です。
通気が悪く、家具が多い家は、ほこりがたまりやすくダニやカビが繁殖しやすくなっています。
結露部分のふきとりや、ほこりを取り除くなど、こまめに掃除することが大切です。
また、カーペットやふとんを、風や日光にあてることが有効です。
住まいの中に農薬や防虫剤、防臭剤、芳香剤などの有害な化学物質を、不必要に持ち込まないようにしましょう。
とりわけ住まいから取り除かなければならない化学物質は、接着剤や化学合板に含まれるホルムアルデヒド、塗料からでる揮発性有機化合物(VOC)、シロアリ駆除剤や畳に使われる防ダニ剤などの有機リン系農薬の 3 つです。